☆就活LOVESTORY☆ アーカイブ2010年04月28日(水)
☆就活LOVESTORY☆ Vol.15 【運命】
【運命】
それとも自分で切り開くものなのか…?
僕が就職活動というものを初めて約半年。
まぁ僕の日常はこれからも続いていくけどね。
もちろん、パソコンの前にいる君でもいいけど。
ただし、それはまた別のおはなし。
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☆就活LOVESTORY☆ Vol.14 【覚醒】
【覚醒】
ようするに、僕も何年か前の僕とは別人なのだ。
体も、もちろん心も。
この就職難の時代に行き先がないということだけは避けることができたわけだ。
嬉しかった。
僕は自分が選んだ企業に自分が選ばれた喜びを噛み締めていた。 日本の就職システムとよりによっての今の不況をを恨んだりもしたけれど、ひとまずは報われた。
いろんなことに自信がついたし、猫背も直した、語尾が弱くなるクセも気をつけた。
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☆就活LOVESTORY☆ 日常 Vol.13
【日常】
別れがあり、出逢いがあるこの時期は、 来週には咲き乱れるであろうサクラの花ように、
これでよかったんだと思う。
就活をしていると、いかに内定を取るかに惑わされてしまい、本来の就職活動の意義を見失いがちになってしまう。
会社はそのための舞台でしかないのだ。 その舞台でいかに演じるか問題なのである。
本当にやりたい事をやれる職場をさがす事が就職活動の意義なのではないかと、僕は思う。
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☆就活LOVESTORY☆ 忘却 Vol.12
【忘却】
明けない夜はない。
遠慮や慎みをもって、個人に配慮してくれてもいいのではないかと
昨日も雨がふっていた。 明日も雨がふるらしい。
彼女と知り合いになんてならなければよかった。 変に親しくなってしまったから、変な期待を持ってしまった。
本当に戻りたい??
一番聞きたくて一番聞きたくない人の声が聞こえる。
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☆就活LOVESTORY☆ 決戦 Vol.11
【決戦】
ドキドキしながら、横に座る彼女をチラっと横目だけで見ると、彼女は少し寂しそうに笑いながらこう言った。
僕の耳元で大きな鐘が鳴り続けている。胸は何者かに押しかかられているように苦しい。
「自己完結しようとするな、お前の悪いクセだぞ。思い込みで話を進めるな。
「あの、僕の好きと君の好きは同じなのかな・・・?」
「うん!そうだよ!」 間髪を入れずに彼女が答える。
僕の気持はどんどん沈んでいく…。
「ごめんなさい…。そんなふうに思ってくれてるなんて知らなかった…。」
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☆就活LOVESTORY☆ 思惑 Vol.10
【思惑】
2月には『バレンタインデー』という行事がある。 僕は、甘いものは嫌いではないのだが、
「よっ!久しぶり!今週、初対面じゃね!!?ところでおまえさぁ、バレンタインにチョコもらえたわけ??」 会って5秒足らずで、何故か上から目線で話掛けてくるのが癇に障ったので、僕はやや乱暴に返事をした。
「俺っちは女の子には日頃から優しくしてるから、そりゃもう大量大量よ!!」得意げに笑う友人にあきれつつ、 「いや、それこそ義理じゃねぇか…」
「えっ…??そうだっけ。ゴメン。全然聞いてなかった…。」
ここの判断は絶対間違ってはダメだ。
思いもよらない友人の言葉に動揺した僕は矢継ぎ早に、自分の考えを述べる。
「自己完結しようとするな、お前の悪いクセだぞ。思い込みで話を進めるな。聞けよ、彼女に。
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☆就活LOVESTORY☆ 消失 Vol.9
【消失】
彼女と僕は今日会う約束なんてしていないし、僕は彼女の連絡先も知らないし、
表情もどこか暗い。
僕と目を合わそうとせず、彼女は痛々しく笑った。
彼女がぽつりぽつりと話す内容を一言も聞き洩らすまいと、僕は全身を耳にして彼女の声を聞いた。
僕は、彼女が出版業界を志望していることはなんとなく気づいていた。
と心の中で強く思った。
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☆就活LOVESTORY☆ 疑惑 Vol.8
【疑惑】
これは人類における、最も不毛な傾向だと、僕は思う。
今年も、僕の日常が始まったわけだ。 しかし、一つだけ、僕の日常は戻どおりにはならなかった。
どうやら彼女は、大学にも来ておらず、書店のバイトもずっと休んでいるようだ。
(内容は、なんでもないような、「最近見かけないけど、元気?」みたいな、あくまで軽くさらっした内容で送った。)
彼女と僕の関係は、所詮こんなものだということに。
友達が見かけたといっていた、男といるのだろうか?
ナビサイトにログインし、たくさん上がっている企業のセミナーの中から、
だが、僕の心は少しも満たされなかった。
だが、僕はどっちもダメになるのが怖いのだ。 どちらかの悪循環に、もう片方も引っ張られたくないのだ。
恨めしく思った僕が携帯電話をベットに投げようと手に取った瞬間。 メールの着信音が鳴った。
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☆就活LOVESTORY☆ 歩み Vol.7
【歩み】
そして、押し出されるように、次の年になる。 今年も、遠慮も慎みもあったもんじゃなく、2009年から2010年になった。 今年は僕にとって、すごく大事な年になる(←予定)ので、
例年以上に、熱心に神頼みをした後、おみくじを引く。 友人が、隣でおみくじで『大吉』を引いたと喜んでいる。 「おそらくコイツは今年の運を今、使いきったな・・・。」と思いながら、
おみくじなのに、引いてすぐ、意味が分からないのは、いかがなものかと思う・・・。
『来る。しかし、己次第』
かわいいなんか、動く絵のメールと、 「明けましておめでとう!今年もよろしくね! 今年はシューカツ大変だと思うけど、お互い頑張ろうね☆ と書いてある。
『半吉』は『小吉』よりは良いに違いない!
とりあえず、このメールは一旦置いておこう。
といっても、大学生の僕らで年賀状をやりとりすること自体あまりないのだけれど。
「そんなのこっちが教えて欲しいぐらいだよ」と皮肉りつつもそつなくこなす。 慣れたものだ。
「さっきのメール無視したから、追撃か…??」などと思う僕の予想に反して、そこには衝撃的な内容が…。
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☆就活LOVESTORY☆ 願い Vol.6
【願い】
僕は今日、ある企業のオープンセミナーに参加していた。
「ねっ、クリスマスツリーに願いごとっていうのも、悪くないでしょ?」
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☆就活LOVESTORY☆ 変化 Vol.5
【変化】
朝から爽やかな笑顔を浮かべた女性アナウンサーから得た情報によると、
占いにはあまり興味がない僕は、テレビから気をそらし、ネクタイを締め直す。
普段は、気にならないことも、こういう日は気になるらしい。
今日の僕のラッキーアイテムらしい、『トルコ料理』について、思考を巡らせていたら、5分遅刻してしまった。 いや正確には、8時50分に到着した僕は遅刻ではないのだが、基本約束の15分前には到着することにしている、
なんだか妙な一体感を持つ。 同じ大学の奴らも、何人か見かけた。 みんな「就職活動なんて、全然やってません!」みたいな顔をしておいて、ちゃっかりこういうイベントには顔出してるんだなと思う。
僕は何故だか彼女のことがやはり好きだと思った。 何故だか分からないが、自然に強くそう思った。
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☆就活LOVESTORY☆ 期待感 Vol.4
【期待感】
僕は友達に彼女が好きだと話したことは記憶にないので、彼女がここにいることは、おそらく偶然なのだろう。
どうやら、我がサークルの第2回活動は、来週開催されるこのイベントに行くことになったらしい。
他の女の子二人も「みやこめっせってドコだっけ??」「平安神宮のとこちゃう」などと盛り上がっている。
当然、僕の携帯にも、彼女の連絡先が登録されたわけだ。
『26日のイベント、東山駅に9時に集合な!絶対遅れるなよ!』
そのことを、もう何度も見過ぎて、丸暗記してしまった彼女のアドレスの存在で認識する。 「最後の一文はあいつだけには言われたくないな」と思っていると、今度は別のメールが届く。
いやいや、デートではないだろ、僕たちは遊びに行くわけではないんだ。
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☆就活LOVESTORY☆ 飛躍 Vol.3
【飛躍】
そうでもないようだ。 よく見ると、手にぐっしょりと汗をかいている。
『窓際一番後ろ』という、特等席を手に入れることに成功した僕は、窓の外に広がる、澄みきった秋晴れの空を眺めていた。 窓から差し込む秋の日の光を浴びながら、授業が始まるまで、「少し眠ろうか」などと考えて、まどろんでいると、
「ヨシッ!ヒマってことだな!」 ワントーン声を上げて、友達は続ける。
「活動内容なんていっぱいあるだろ!お互いの相談に乗ったり、アドバイスしたり、情報交換したり、
だが、言わんとしていることは理解できる。
約束の時間の二十分前に店に着いた僕は、想像通り一番乗りだった。
そんな僕の表情に気付かないのか彼女は、「その本、私も読みました。おもしろい本ですよね。」などと言いながら、
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☆就活LOVESTORY☆ 兆候 Vol.2
【兆候】
僕は普段あまりこの辺りにはこない。 人込みが苦手だし、特に個人的に行きたいと思う場所もない。
だが、「明日、午後2時、河原町で待つ!」などと連絡を寄越したくせに、 僕の時計は既に午後2時を回り、午後2時20分が来るのを
大抵の場合、友達というものは約束に遅れてくるらしい。 少なくとも僕の友達はそうだ。
「よっ!!お待たせっ!!」といういつもの調子いい声とともに友達が現れた。
「似合うだろ?」
まぁ、普段のチャラけた服装よりは、幾分かマシな印象を与えるかもしれないが、
あきれ顔を隠そうともせず、僕は友達に言い放った。
先日僕もそういったものに参加し、就職ナビサイトなどというものに、4、5個程登録しておいた。
まだ残念ながらしていない。
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☆就活LOVESTORY☆ 始まり Vol.1
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あらかじめちょっとご説明。
『☆就活LOVESTORY☆』というタイトルで
書店のヒゲ面の店長(推定年齢35歳)の声が、僕の耳に届いた。 店長が、声を掛けたその先には、返事をしながら駆け寄る、一人の女の子の姿がある。
僕が彼女と一方的に出逢って、一年。
断固として違う。
友達の僕を呼ぶ声に、気のない返事をし、僕は漫画雑誌を、所定の位置に戻す。 友達の後を追い、書店のドアを出る瞬間、レジにいる彼女にもう一度視線を合わす。
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